病院薬剤師の給料は安すぎ?低い生涯年収を解決する5つのキャリアパス

あお
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病院薬剤師の給料は安すぎる!と感じている方向けの記事です。

病院薬剤師の給料は他職種の薬剤師や医療従事職と比べて安いことが多く、「大変なわりに立場もないし給料も安すぎる!」と感じている薬剤師さんは少なくありません。

実際、病院薬剤師の年収はドラッグストア薬剤師と比較して平均100万円近く安くなります。

この記事では、病院薬剤師の給料が安くなる8つの理由や病院薬剤師が年収アップできるキャリアパスについて解説します。

この記事を読むことで、あなたが病院薬剤師として転職するべきか、他のキャリアパスに進むべきかわかるでの、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次 開く

病院薬剤師の給料は安すぎ?平均年収は約522万円!

実際の病院薬剤師平均年収は約522万円と言われています。

病院によっても異なりますが、20代30代ではこの平均よりも低い年収であることも多く、「仕事に見合った給料ではない…」と感じる若手薬剤師さんも多いです。

では、この平均年収522万円の給料が安すぎるのか、妥当なのか、解説していきます。

他職種の薬剤師と比較すると給料は安い

一般的に、病院薬剤師の給料は調剤薬局やドラッグストア薬剤師と比較して安い傾向にあります。

例えば、ドラッグストア薬剤師の給与は平均で約650万円と言われており、病院薬剤師よりも100万円以上高いことがわかります。

また、調剤薬局薬剤師も平均年収は約550万円で病院薬剤師より給料は高いです。

このことから、病院薬剤師の給料は他職種の薬剤師と比較すると安いと言えるでしょう。

6年制大学の学費と割に合わないと感じる薬剤師も

薬剤師になるためには6年制の大学を卒業する必要がありますが、その学費は高額であることが一般的です。

私立大学薬学部の6年間の学費はおよそ1000万円~1200万円で、私立大学文系の学費の約400万円と比較して2.5~3倍もの学費がかかります。

そのため、病院薬剤師の給料が平均年収約522万円であることを考慮すると、6年制大学の学費とのバランスが取れていないと感じる薬剤師もいます。

この点からも、病院薬剤師の給料が安すぎるという意見があることは当然でしょう。

病院薬剤師で給料の高いところを探しているなら、以下の記事が参考になるので、ぜひ開いてみてください。

病院薬剤師の給料が高いところはココ!年収ランキングTOP10

給料安すぎと言われる病院薬剤師の年収を比較

病院薬剤師の給料が安すぎると言われる理由を検証するために、他職種の薬剤師や他の医療従事者との年収を比較してみました。

実際に、他業種の薬剤師や他の医療職、大学院卒との平均年収を比較すると病院薬剤師の給料は非常に安いです。

以下で具体的に解説していきます。

他業種の薬剤師と病院薬剤師の年収比較

薬剤師にはさまざまな職種がありますが、病院薬剤師と他業種の薬剤師では年収に違いがあります。

ドラッグストア調剤薬局で働く薬剤師は、病院薬剤師と比べて年収が高い傾向にあります。

これは、ドラッグストアや調剤薬局では、経営者が利益を追求するために店舗展開を行っており、利益を給料に反映させることが一因とされています。

一方、製薬会社やメーカーで働く薬剤師も、病院薬剤師より年収が高いことが多いです。

製薬会社は役職やポストが上がると年収も上がりやすく、退職金も手厚いため、魅力的な職場と言えます。

しかし、年収以外の面では、病院薬剤師は他業種の薬剤師に比べて専門的な知識が求められるため、スキルアップやキャリアの幅が広がる可能性もあると言えます。

業種平均年収
病院約522万円
製薬会社約700万円
ドラッグストア約650万円
調剤薬局約550万円

他の医療従事職(医師・看護師等)と病院薬剤師の比較

病院薬剤師と他の医療従事者(看護師・臨床検査技師等)の年収を比較すると、病院薬剤師はやや高い位置にいます。

これは、医師や看護師が直接患者と関わることが多く、役割が重要視されることが一因です。

しかし、薬剤師と同じく6年制大学を出て高い専門性を身に着けている医師や歯科医師と比較すると、給料は大幅に安くなります

職種平均年収
医師約1436万円
歯科医師約924万円
薬剤師約522万円

大学院卒の平均年収と比較

病院薬剤師の年収を一般の大学院卒者の平均年収と比較すると、病院薬剤師の方が低い水準にあります。

厚生省の令和5年度賃金構造基本統計調査によると、大学院卒の平均賃金は47.67万円で年間賞与の平均額は年間107.1万円です。

合計すると大学院卒の平均年収は679.14万円です。

病院薬剤師には専門的な知識や技術が必要であるにも関わらず、それが給与に反映されていない状況と言えます。

学歴平均年収
大学院卒約679万円
病院薬剤師約522万円

病院の中でも、大学病院は年収は高い傾向があります。また、国立・公立、私立でも年収は異なってきます。

大学病院薬剤師の年収についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

大学病院薬剤師の年収は高い?人気の理由と転職方法を詳しく解説

病院薬剤師の給料が安すぎる8つの理由

病院薬剤師の給料が安い理由には、以下の8つが挙げられます。

  1. 基本給が低い
  2. 残業代が出ていないことも
  3. レジデントなど非正規雇用も多い
  4. 昇給率が低い
  5. 薬剤師が就ける管理職ポストが少なすぎる
  6. 経験価値のために薬剤師が集まるから
  7. 医師や看護師と比べて人件費削減の対象になりやすい
  8. 実は病院は経営に余裕がない

これらの理由から、病院薬剤師の給料が安くなる傾向にありますが、より専門的な知識や技術を身につけることで、給与アップの可能性もあります。

基本給が低い

薬剤師の仕事には多くの責任が伴いますが、基本給や福利厚生が十分でない場合があります。

基本給は賞与や残業代、退職金の算定基準となるため、基本給が低いことで生涯年収の低下につながり、生活費や将来の設計に影響を与えることになります。

基本給が低くなる理由の一つは、経営者側が人件費削減を優先しているためです。

このため、病院薬剤師として働く際は、基本給や福利厚生について事前にリサーチしておくべきです。

残業代が出ていないことも

薬剤師の仕事は、患者さんの健康をサポートする役割があるため、残業が避けられない場合が多いです。しかし、残業代が支払われない職場も存在します。

残業代が出ない場合、労働時間に見合った報酬が得られず、モチベーションの低下やストレスの原因となります。そのため、転職を検討する際は、残業代について確認することが重要です。

レジデントなど非正規雇用も多い

病院薬剤師では、レジデント制度をはじめとする非正規雇用が増えてきているため、病院薬剤師の平均年収は安くなる傾向にあります。

レジデント薬剤師は、大学卒業後に病院などで研修医として働きながら薬剤師としての知識・技能を習得する制度です。

ただし、レジデント薬剤師は正規雇用と比べて福利厚生や昇給率が劣ることが一般的です。

また、レジデント制度では雇用期間が限定されることもあり、薬剤師としての年収は低くなります。

昇給率が低い

薬剤師の昇給率が低い病院も存在します。

昇給率が低いと、年数を重ねても収入がアップしないため、経済的な安定を図るのが難しいです。

その理由は、経営者がコスト削減を優先したり、そもそも病院では昇給する給与体系にないことが挙げられます。

昇給率が低い病院で働く場合は、自己投資やスキルアップに積極的に取り組むことで、市場価値を高めることが重要になります。

転職を検討する際は、昇給率や評価制度について事前にリサーチを行いましょう。

薬剤師が就ける管理職ポストが少なすぎる

薬剤師にとって、管理職ポストはキャリアアップの一つの道ですが、実際には管理職ポストの数は非常に限られています

また、管理職として昇格するためには長年の経験と実績が必要とされることが多く、若手薬剤師にとっては狭き門となっています。

一般的な企業と比較し、昇給できる管理職ポストが少ないため、病院薬剤師の給料は安く抑えられる傾向にあります。

経験価値のために薬剤師が集まる

経験価値の高い職場や環境には、薬剤師が積極的に集まる傾向があります。

これは、こうした職場では新しい知識や技術、人間関係を身につけることができるためです。

例えば、大学病院や専門病院では、複雑な処方箋に取り組む機会も多く、薬剤師としての専門性が高めることができます

そのため、病院はキャリアアップを目指す若手薬剤師にとって魅力的な職場なため、安い給料でも薬剤師が集まる状況となっています。

医師や看護師と比べて人件費削減の対象になりやすい

医療機関において、医師や看護師と比べて薬剤師は人件費削減の対象になりやすい傾向があります。

これは、医師や看護師が直接患者の治療に関与するため、その重要性が高く評価される一方で、薬剤師の業務は調剤や薬物療法のアドバイスに留まるためです。

しかし、薬剤師も医療チームの一員であり、薬物療法の適正化や副作用の予防に大きく貢献しています。そのため、薬剤師の役割の理解と評価が向上することで、人件費削減の対象から外れる可能性もあります。

実は病院は経営に余裕がない

実は病院は経営に余裕がない場合が多くあります。

厚生労働省の病院経営収支調査の結果によると、 病院の75.8%が赤字です。

これは、医療費の抑制政策や診療報酬の見直しなど、厳しい医療環境が続いているためです。

そのため、病院は人件費削減や効率化を進めざるを得ない状況にあり、薬剤師の待遇にも影響が出ることがあります。

病院薬剤師の口コミ調査!給料は安すぎる?

病院薬剤師の給料について、実際の口コミ調査を行いました。

その結果、病院薬剤師の給料が安すぎるかどうかについて、様々な意見があることがわかりました。

以下では、給料に満足している口コミと不満な口コミをそれぞれ紹介していきます。

病院薬剤師の半数以上が給料に不満

調査の結果、病院薬剤師の半数以上が給料に不満を持っている状況でした。

多くの病院薬剤師が年収が低いと感じており、その理由としては、労働時間の長さや休日出勤があることや、仕事の大変さのほか、病院内での立場を低く見られることなどがありました。

これらの要因により、病院薬剤師の労働環境が厳しいと感じる者も少なくありません。

給料に満足している口コミ

一方で、給料に満足している病院薬剤師もいます。満足している病院薬剤師は、安定した収入があることや、経験やスキルによって昇給があることを評価しています。また、福利厚生が充実している病院では、給料以外にもメリットがあると感じている病院薬剤師もいます。

病院薬剤師として働き始めてから、給料には満足しています。当初はどの程度の給料を期待できるのか、少し不安でしたが、自身の専門性や能力を鑑みると、学びながら給料をいただけていることに感謝しています。特に、継続的な学習と専門性の向上を促す制度があり、それが給料に反映される点が魅力的です。

私の勤める病院では、病院内での薬剤師の役割が重要視されているため、給料も他の病院より高く設定されています。労働条件としては良い環境だと思います。病院側も、薬剤師が安全な薬物治療の提供に欠かせない存在であることを理解してくれており、その専門性を支えるための適切な報酬を用意してくれているように感じます。

有給休暇や産休・育休などもしっかりと取得しやすい環境が整っています。福利厚生も充実しており、健康管理やワークライフバランスを重視する方針もあり、全体的に薬剤師の働きやすさや生活の質を高めてくれる取り組みがあります。給料以外の面でも大きな満足点となっています。

病院薬剤師として働くことで、専門的なスキルを活かしながら、安定した収入を得られることに加え、患者さんの健康と安全に貢献できるやりがいも感じています。これからもこの職を全力で続けていきたいと思います。

給料が不満な口コミ

一方、給料に不満を持っている病院薬剤師は、年収が低く、労働時間が長いため、給与が見合っていないと感じています。また、休日出勤や残業も多く、ストレスが溜まりやすい環境であることも、給料に対する不満の要因となっています。これらの状況から、給料が安すぎると感じる病院薬剤師は少なくありません。

病院薬剤師としての仕事には情熱を持って取り組んでいますが、正直言って給料にはあまり満足していません。この職業に就く前は、専門性の高い知識と技能が求められることから、もう少し高い収入を期待していました。しかし、実際に働き始めてみると、想像していたよりも給料が低く、特に生活費が高い地域での生活を考慮すると、経済的な余裕はほとんどありません。

私が感じているのは、病院側が薬剤師の専門性や貢献度を十分に評価していないことです。病院内での重要な役割にも関わらず、給料の上昇幅は小さく、昇進やキャリアアップの機会も限られています。また、残業が多いにもかかわらず、それが給料に反映されにくい状況も不満の一つです。

薬剤師として患者さんのために尽くすことにやりがいを感じてはいますが、経済的な不安や働き方のストレスが常に頭の片隅にあります。給料や待遇の面での改善がなければ、長期的にこの仕事を続けることが難しくなるかもしれません。

病院薬剤師が考えておきたい給料と生活

病院薬剤師は、医療チームの一員として、患者さんの治療に貢献しています。

しかし、給料については、薬局薬剤師や製薬会社勤務の薬剤師に比べると、劣っていると言われています。

病院薬剤師の給料は、勤務年数や病院の規模によって大きく異なり、また、働く地域によっても差があります

病院薬剤師として働く場合、給料だけでなく労働条件や職場環境も考慮し、自分の生活スタイルに合った働き方を選んでいくことが重要です。

今の仕事の生涯年収で叶えたい生活スタイルが実現できるか

病院薬剤師として働く場合、生涯年収はどの程度か、自分の叶えたい生活スタイルが実現できるかどうか考えておく必要があります。

例えば、住宅ローンや子供の教育費老後の資金など、将来的に必要になる費用を見積もり、病院薬剤師の給料でそれらが賄えるのか検討しましょう。

また、キャリアアップによる給与アップや病院内の昇進制度も調べて、将来的な自分の生活設計に照らし合わせて考えることが大切です。

ライフイベントごとの働き方の希望は叶うか

病院薬剤師の働き方は、結婚や出産、育児などのライフイベントによって変化することがあります。

そのため、各ライフイベント時において、希望する働き方が実現できるかどうか検討しましょう。

例えば、育児休業や短時間勤務制度がある病院もありますが、場合によっては、子育てと仕事の両立が難しいこともあります。

適切な働き方を選ぶことで、自分の人生設計に合わせたキャリア形成が可能になります。

復職したいときに希望通り働けるキャリアか

病院薬剤師の場合、中断して復職しやすいキャリアかどうかも重要です。

例えば、育児や介護などで仕事を一時的に離れた場合、復職時に希望する働き方ができるかも考慮しましょう。

病院薬剤師の場合、復職後も薬剤師として働くことができる病院は多いため、希望通り働ける可能性は高いです。

ただし、復職時の状況によっては、再就職先での勤務条件や給与が変わることもありますので、自分のキャリアプランと照らし合わせながら検討しましょう。

病院薬剤師の安すぎる給料を改善する4つの方法

給料の安い病院薬剤師にも給料をアップさせる改善策があります。

ここでは、給料をアップさせるために試してみるべき4つの方法を紹介します。

夜勤や当直の回数を増やす

夜勤や当直の回数を増やすことで、給料にプラスが見込まれます。

通常の業務時間外のため、手当が支給されることが一般的です。ただし、体調やプライベートなど、自分自身のライフスタイルとのバランスも大切ですので、無理のない範囲で取り組んでください。

管理職への昇格を目指す

病院薬剤師で給料を上げるためには、管理職に昇格することも有効な手段です。

管理職になれば、責任や職務内容が増す分、給料にも反映されることが期待できます。スキルアップや経験を積み重ねることで、昇格のチャンスを掴みましょう。

国立病院や公立病院への転職

国立病院や公立病院への転職を検討することも、給料アップにつながる可能性があります。

一般的に、国立・公立病院の薬剤師の給与水準は、民間病院よりも高い傾向にあります。

しかし、転職先の選択には十分に注意し、労働条件や待遇をよく確認して決断しましょう。

4つの条件を満たす優良病院への転職

優良病院への転職には、以下の4つの条件を満たすことが重要です。

  1. – 質の高い医療サービスが提供されている
  2. – 病院全体の雰囲気が良く、人間関係が良好である
  3. – 薬剤師に対する評価が適切で、昇給や昇格のチャンスがある
  4. – 研修制度やスキルアップの機会が充実している

これらの条件を満たす病院で働くことで、薬剤師としてのスキル向上やキャリアアップ、年収アップにつながります。

病院薬剤師の経験を年収アップにつなげるキャリアパス

病院薬剤師としての経験を年収アップにつなげるためには、以下のキャリアパスを考慮してみましょう。

  • 高年収を実現できる製薬会社MR
  • キャリアと年収を両立できるCRA
  • ワークライフバランスが整うCRC
  • アカデミックなキャリアを築ける薬事・DI
  • より多くの人への貢献をやりがいにできる臨床開発

これらの職種は病院薬剤師としての経験を活かすことができ、その知識・技能を自身の給料へ反映させることができます。

高年収を実現できる製薬会社MR

製薬会社の医薬品情報担当者(MR)として働くことも、高年収を実現できるキャリアの一つです。

MRは、医療従事者や病院に対して薬の情報提供や営業活動を行います。

病院薬剤師の経験や知識を生かして、製薬会社のMRとして活躍することで、年収アップやキャリアアップが期待できます

キャリアと年収を両立できるCRA

臨床試験のモニタリング業務を行う臨床研究アシスタント(CRA)としてのキャリアも、年収アップが期待できる選択肢です。

CRAは、製薬会社やCRO(臨床試験受託機関)で働くことが多く、病院薬剤師の経験を生かして、薬の開発や臨床試験に関わることができます

CRAの需要は高く、年収アップやキャリアアップが望める職種の一つです。

また、CRA(臨床開発モニター)の年収は企業ごとに大きな幅があります。CRA(臨床開発モニター)の年収ランキングをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

CRA(臨床開発モニター)年収ランキングTOP15!知っておきたいCRA年収の特徴4つ

ワークライフバランスが整うCRC

CRC(臨床研究コーディネーター)は、ワークライフバランスが整う職種として魅力的です。

CRCは定時制で働くことが一般的であり、残業も少なく、休日も確保しやすいため、プライベートとの両立がしやすい職種です。

また、働く場所は病院や製薬企業など幅広く、選択肢も豊富です。

CRCの仕事内容は、新薬や医療機器の臨床試験をサポートすることです。患者や医師と密に連携し、試験の進行やデータの収集を行います。そのため、コミュニケーション能力やデータ管理能力が求められます。

研修制度が整っており、薬剤師としての専門知識を活かしながら、新しいスキルを身に付けることができます。また、将来的には、製薬企業やCRO(臨床試験受託機関)への転職も可能であり、キャリアアップのチャンスもあります。

アカデミックなキャリアを築ける薬事・DI

薬事・DI(ドラッグインフォメーション)は、アカデミックなキャリアを築ける分野です。薬剤師が医療従事者や患者に対し、適切な医薬品情報の提供や相談窓口としての役割を果たします。

薬事・DIは、医薬品の適正使用に関わる重要な業務であり、専門性が高い分野です。そのため、継続的な勉強が求められますが、それだけにやりがいがあり、専門家としての評価も高くなります

働く場所は病院や大学、製薬企業など多岐にわたり、専門知識を活かしながら幅広いキャリアを築くことが可能です。また、その知識と経験が評価されるため、給与も比較的高い傾向があります。

より多くの人への貢献をやりがいにできる臨床開発

臨床開発は、新しい医薬品や治療法の開発に携わることができます。そのため、多くの人々に役立つ医療技術の普及に直接貢献することができるやりがいがあります。

薬剤師としての専門知識を活かしつつ、研究開発やプロジェクトマネジメントなど幅広い業務に関わることができます。これにより、スキルセットが充実し、将来的に転職先などの選択肢も広がります。

臨床開発の分野では、製薬企業CROなど様々な場所で働くことができ、給与も他の職種に比べて高い傾向があります。

まとめ|病院薬剤師の給料は安すぎ

CRC、薬事・DI、臨床開発など、病院薬剤師以外の職種ではワークライフバランスが整ったり、アカデミックなキャリアを築けたり、多くの人に貢献できるやりがいを感じられます。また、給与も病院薬剤師より高い傾向があります。

ぜひ、これらの職種に転職を検討してみてはいかがでしょうか。転職サイトや転職エージェントに登録し、相談しながら、自身に適した転職先を見つけてください。

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