総合メディカル薬剤師の年収・福利厚生・キャリア制度を他社比較で徹底解説

総合メディカル薬剤師の年収と年収以外の条件を他社と徹底比較

総合メディカルの年収は、低いと言われています。

そのため、転職先には相応しくないと考える薬剤師もいるようです。

しかし、年収で選んで転職をしたとしても、長く働き続けられなければ意味がありません。

実は、総合メディカルは年収が低くても、長く働き続けられるような福利厚生が充実しています

そこで本記事では、総合メディカル薬剤師として働いた場合の年収や福利厚生、子育てサポート制度を含む働きやすさ等を、他社と比較しながら解説していきます。

この記事で、総合メディカルへの転職が自分に相応しいかどうかを判断できるようになりますので是非読んでみてください。

総合メディカル薬剤師の年収は約300〜800万円

総合メディカルで働く薬剤師の年収は、約300〜800万円です。

オープンワークにて、実際に総合メディカルで薬剤師として働いたことのある人54人の回答)

全体的に、年収が低いと感じている方が多く見受けられました。

しかし、勤務エリアによって年収に差が出ます。

では、もう少し年収について詳しく解説していきましょう。

  • 総合メディカル薬剤師の平均年収
  • 総合メディカルの新卒薬剤師の年収
  • 総合メディカル薬剤師の年代別の年収推移
  • 他業種と総合メディカルの年収比較

総合メディカル薬剤師の平均年収

総合メディカルで薬剤師として働く場合の、平均年収は約505万円です。

オープンワークにて実際にスギ薬局で薬剤師として働いたことのある人54人の回答による年収の平均値)

実際の年収は、経験等により大きく上振れや下振れする可能性があります。

令和4年賃金構造基本統計調査によると、全国で働く薬剤師の平均年収は578万円です。

そのため、総合メディカル薬剤師の平均年収は、全国で働く薬剤師の平均年収を大きく下回っていることがわかります。

総合メディカルの新卒薬剤師の年収

総合メディカルの新卒薬剤師の年収は、約447万円です。

オープンワークにて新卒入社5年目までの年収回答者、27名の平均値)

総合メディカルの新卒薬剤師は、勤務エリア範囲によって給与が変わってきます

勤務エリア給与
全国の薬局店舗360,000円
東日本・西日本・九州単位での薬局店舗320,000円
参照:総合メディカル「採用情報

総合メディカル薬剤師の年代別の年収推移

年代別に年収推移を見てみると、30代までは上がりますが、その後は上がったり下がったりを繰り返す傾向にあります

実際の総合メディカル薬剤師の年代別の年収推移は、以下の通りです。

年代年収
20〜24歳413万円
25〜29歳453万円
30〜34歳482万円
35〜39歳552万円
40〜44歳544万円
45〜49歳581万円
50〜54歳574万円
55〜59歳648万円

オープンワークより、総合メディカルで薬剤師として働いたことのある
新卒3年未満の方17名の回答の平均年収413万よりスタートと仮定。
令和4年賃金構造基本統計調査から、年収の増加率を出しております。

他社薬局と総合メディカルの年収比較

他社薬局と総合メディカルの平均年収を比較した場合、平均的いうことがわかります

以下は、それぞれの平均年収を低い順に上から並べたものです。

薬局名平均年収
アイン薬局452万円
クオール薬局490万円
総合メディカル505万円
日本調剤516万円
スギ薬局561万円

それぞれの薬局において、転勤の有無など条件によって年収は大きく変動があります。

他業種と総合メディカルの年収比較

ドラッグストア薬剤師等の他業種と年収を比較した場合、総合メディカルで働く薬剤師の年収はやや低めだということが言えます。

業種別の年収は、以下の通りです。

業種年収
ドラッグストア400〜700万円
病院300〜550万円
調剤薬局400〜650万円
製薬会社450〜800万円
参照:Answers|薬学部生の就活 虎の巻

数字だけ見ると、病院薬剤師が一番低いですが、夜勤があることにより夜勤手当があります。

製薬会社は、会社規模や業務内容によって大きく変化します。

調剤以外の業務も多いドラッグストア薬剤師は、年収が比較的高くなるケースが多いです。

総合メディカルの年収以外の条件

総合メディカル薬剤師の年収以外の条件は、好条件なものが多いです。

休暇や子育て支援を含めた福利厚生が充実しているため、長く働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。

また、総合メディカルは薬局の運営だけでなく、医療機関に関わる様々な業務を担っています。

具体的には、総合職として自社の経営を支える裏方としての仕事や、自社以外の医療機関の経営支援です。

そのため、「いつか独立して薬局を経営したい」などの夢がある人にとってはとても有益で、仕事をしながら経営を学ぶことができます

では、もう少し総合メディカルで働く薬剤師について深掘りしていきます。

  • 福利厚生
  • 転勤
  • 休暇
  • 子育て支援制度
  • 仕事内容
  • 研修制度
  • キャリアパス

福利厚生

総合メディカルの福利厚生は、休暇や子育て支援などにおいて非常に充実しています。

その証として、福利厚生の充実さを国から認められて以下の通り認定、受賞されています。

そのため、総合メディカルであれば、出産・育児などのライフイベントを経ても、薬剤師のキャリアを継続しやすいでしょう。

名称内容実績
プラチナくるみんマーク子育てサポートをしている会社に贈られる育児休業取得率が非常に高い法を上回る育児諸制度を導入
えるぼしマーク(3段階目)女性がキャリアを描ける会社に贈られる労働者の女性の割合が非常に高い女性活躍推進法に基づく行動計画を実施
新・ダイバーシティ経営企業100選多種性を活かした企業経営として選出女性活躍促進や働き方改革を実施障害者・シニア層の雇用促進の取り組みを実施
健康経営有料法人2022社員のベストな働き方と健康的な生活を実現高い有給取得率健康診断実施率100%
(2021年3月時点)
参照:総合メディカル「働き方と福利厚生

転勤

総合メディカルでは、転職の有無を選択することができます

もちろん全国転勤有の方が給与は良いですが、転勤の有無を転職の条件に考える人も多いはずです。

途中でコースの変更も可能ですので、結婚や妊娠などライフスタイルに合わせた働き方ができるのは非常に魅力的です。

以下の通り、転勤の有無を4つのコースから選択することができます。

コース内容
薬剤師職Ⅰ(全国)全国各地で勤務
薬剤師職Ⅰ東日本・西日本(九州除く)・九州より選択し、その範囲内で勤務
薬剤師職Ⅱ都道府県単位で希望エリアを選択し、その範囲内で勤務
薬剤師職Ⅲ自宅から通勤できる範囲内で勤務

また、コースによって住宅補助や社宅制度があります。

適用制度内容
薬剤師職Ⅰ(全国)借上社宅制度【首都圏の場合】
90,000円~150,000円の上限のうち8割を会社が負担
【関西圏の場合】
80,000円~130,000円の上限のうち8割を会社が負担
【その他地域の場合】
60,000円~80,000円の上限のうち8割を会社が負担
薬剤師職Ⅰ借上社宅制度
薬剤師職Ⅱ借上社宅制度
薬剤師職Ⅲ住宅補助制度【首都圏の場合】
40,000円~50,000円を補助
【関西圏の場合】
30,000円~40,000円を補助
【その他地域の場合】
10,000円~20,000円を補助

その他異動で引越しを伴う場合は、手当等もあります。

赴任旅費新勤務地までの交通費支給。
赴任手当転居を必要とする場合に支給。
赴任休暇転居を必要とする場合に特別休暇が取得可。家族帯同の場合は、4日以内。単身の場合は、3日以内。

充実している制度によって、転勤の場合でも経済的負担がかなり軽減されます

休暇

総合メディカルは、休日・休暇が多いのも魅力です。

実際に、前年実績は年間休日124日となっております。

休日4週8休・祝日(勤務地による)
夏季休暇3日
年末年始休暇6日
有給休暇10日付与(入社日から利用可)
※勤務年数に応じて最大20日付与
前年実績124日
参照:総合メディカル「働き方と福利厚生

休暇制度も充実しています。

適用時休暇日数
結婚休暇結婚するとき5日間
介護休暇家族の介護が必要なとき対象家族が1人:1年に5日。
対象家族が2人以上:1年に10日
誕生日休暇本人・配偶者および本人両親の誕生日1日
結婚記念休暇結婚10年・15年・20年・30年の結婚記念日1日
※併せて金一封が贈られる
連続休暇制度いつでも可
※勤務地の状況次第
連続で5日間

社員のライフプランに合わせた休暇が多く、充実したプライベート生活を送ることができるでしょう。

子育て支援制度

子育て支援制度も非常に充実しています。

妊婦通院休暇や、妊婦短時間勤務があり妊娠期からサポートが非常に手厚いのが魅力です。

出産するときは、以下の支援があります。

妊婦通院休暇妊娠に必要な通院のために、特別有給休暇が取得可
妊婦短時間勤務1日最大2時間までの時短勤務が可能。
産前産後休業産前6週間、産後8週間の休業。
配偶者出産休暇配偶者が出産したとき、1子につき連続3日間の特別有給休暇が取得可
出産祝金第1子10,000円、第2子以降5,000円の祝金支給。

実際に出産する母親だけでなく、父親に向けた出産休暇も取得することができます

また、出産時だけでなく育児に対する支援制度も充実しています。

育児休業出産後8週間経過した後、最長で子が3歳に達した月の末日まで取得可。
育児時間女性社員が生後満1歳に達しない子を育てながら就業する場合、
1日2回以内1回30分の育児時間を取得可。(有給)
看護休暇就学前の子が負傷または疾病にかかった場合、看護のための特別有給休暇が取得可。
対象の子が1人:1年で5日
対象の子が2人以上:1年で10日
短時間勤務子が小学校1年を終了するまで1日最大2時間まで時短勤務可。
勤務実績が10年を超えている場合は、最長小学校3年を終了するまで可。
育児助成金未就学児の育児に主体的に携わっている社員に、1子につき月10,000円を支給。
入学祝金子が小学校に入学したとき、1子につき10,000円支給。
育児休業特別有給休暇育児休業開始後5日間を特別有給休暇として、給与を支給。

働きやすい環境づくりだけでなく、金銭の支給があるのも非常に魅力的です。

仕事内容

主な仕事内容は、現場での薬剤師業務や、本部での裏方仕事、他社への経営支援などです。

今後独立を考えている方や、薬剤師だけど現場ではなく裏方として働きたいという方にとっては、転職先として相応しいと言えるでしょう。

総合メディカルという名の通り、薬剤師が働くのは薬局だけではなく、様々な事業で医療に貢献しています。

もちろん、薬剤師としての知識を積みたいということであれば、現場で薬局長を目指すことも可能です。

しかし、その他に薬剤師でありながら総合職として自社の経営を支える裏方の仕事をしたり、他社の経営支援なども行っています。

医療従事者が開業するためのお手伝いや、患者さんが過ごしやすい病院づくりなどあらゆる方面から医療に貢献しており、具体的には以下のような業務を行っています。

経営コンサルティング

医療機関専門の経営コンサルティング会社でもあります。

医療機関の経営支援を行っています。

医療モール開発

全国に140件以上の医療モールを開発・運営。

医療だけでなく介護や生活支援まで、地域貢献に携わっています。

開業・継承支援

医師の開業計画を提案し、経営相談など開業後のフォローまでお手伝い。

地域医療の継続と活性化を支えています。

レンタル

患者さんの快適な入院生活のために、院内設備の管理。

テレビレンタルから設置や点検まで管理しています。

院内売店・レストラン

病院内売店・レストラン・ベーカリー・カフェなどを展開。

医療機関の付加価値の向上に貢献しています。

医療施設の建築

医療機関の開業や移転、施設の建築。

1,000以上の実績と経験があります。

医療人材派遣

医療スタッフの紹介や派遣。

医療機関の運営や人材確保に貢献しています。

そうごう薬局

地域に根ざしたかかりつけ薬局。

全国に740店舗以上を展開しています。

薬剤師としてどのような道に進みたいか決まっていないという方でも、様々な角度から医療現場を支えているので、自らの目指したい方向性が見えてくるかもしれません

研修制度

薬剤師としてステップアップしていくための研修制度も、非常に充実しています。

まずは、「かかりつけ薬剤師」として働くうえで必要な知識やスキル、マインドを習得していきます。

研修プログラムの多くは選択制であるため、興味関心に応じて主体的に学ぶことが可能です。

以下は、それぞれの分野における選択型・選抜型の研修プログラムの一例です。

【知識・スキル】

  • 外来がん治療専門薬剤師育成プログラム
  • 在宅専任薬剤師プログラム
  • 模擬患者養成研修
  • 認知症サポーター養成講座
  • 専門薬剤師養成講座

【経営・ビジネス】

  • 経営基礎プログラム
  • 評価者訓練
  • マネジメント研修
  • ビジネスマネジャー検定

様々な研修プログラムが用意されていて、学びたいものを自ら選択してステップアップすることができます。

薬剤師として現場で働きながら、「薬剤師として専門的な知識を学んでいきたい」や、「店舗運営を学びたい」など進みたい道を自ら選択していくことにより、キャリアアップに繋がっていくでしょう。

キャリアパス

総合メディカルでは、目標を明確にするために、キャリアフィールドが4つに分かれています。

仕事内容の一例
マネジメント薬剤師として大型店舗の運営(患者さんへの医療提供、薬局長としてスタッフの人材育成など)
専門薬剤師・薬剤師としてがんなどの専門知識を要する患者さんのフォローアップ
・専門薬剤師として社内外で指導や、講師を行う
本部系総合職として、自社の経営に関わること全般
コンサルタント総合職として、医療機関の経営支援

薬剤師としての経験を積んだのちに、それぞれの進みたいフィールドへ進みます。

それぞれのフィールドには、次のステップに進むために研修や昇格審査があるため、一つ一つ確実にステップを進めることができます。

薬局薬剤師としてのフィールドだけでなく、経営なども学ぶことができるのは、総合メディカルの魅力の一つです。

他社薬局と総合メディカルの年収以外の比較

総合メディカルの年収以外の条件は、他薬局と比較しても大きく差はありません。

しかし総合メディカルでは、有給休暇が取得しやすいという声があるだけでなく、妊婦さんの通院時のための妊婦通院休暇が取れたりと、働きやすい環境作りのための制度が整っているのが特徴です。

それぞれの項目ごとに各薬局比較してみましょう。

  • 転勤・休暇
  • 子育て支援制度
  • 研修制度・キャリアパス

転勤・休暇

転勤の有無は、どの薬局でも自ら選択することが可能です。

自宅から通える範囲や、エリア指定などそれぞれ選択することができます。

総合メディカルも、他薬局とほとんど差はありませんが、家賃補助だけで考えるとクオール薬局は自己負担1割で補助がかなり手厚くなっています。

全国転勤有りの場合の、条件の比較は以下の通りです。

薬局名家賃補助その他補助
アイン薬局家賃の80%会社負担
・引越し費用会社負担
・引越し休暇2〜3日付与
クオール薬局家賃の90%会社負担
(単身・扶養有りによって上限金額変動あり)
・引越し費用補助あり
・帰宅旅費会社負担(年2回まで)
スギ薬局家賃の70〜85%会社負担
・赴任手当あり
総合メディカル家賃の80%会社負担
(地域によって上限あり)

・赴任旅費あり
・赴任手当あり
・赴任休暇あり
日本調剤家賃の80%会社負担
・引越し費用会社負担
・帰省交通費会社負担
(1回上限10万円まで年2回まで独身者対象)

それぞれの補助には、条件や上限がある場合があります。

転勤エリアは、各薬局によって大きく異なりますが、地域限定でも借上社宅制度は各薬局利用できるのが特徴です。

そして、全国ではなく地域を絞った転勤を選択することも可能です。

しかし、総合メディカルは地域限定に絞った転勤を選択した場合、都道府県まで絞ったかなり狭域での選択することができます

全国転勤以外の条件は以下の通りです。

薬局名転勤あり(地域限定)転勤なし
アイン薬局・広域エリア
(全国6エリアから選択)
・狭域エリア
(全国23エリアから選択)
自宅通勤社員
(自宅から90分圏内の勤務)
※住宅補助手当あり
スギ薬局リージョナル社員
(全国5エリアから選択)
エリア社員
(拠点から片道90分または50km圏内)
日本調剤ブロックコース
(全国7ブロックから選択)
自宅コース
(自宅から90分圏内の勤務)
※住宅補助手当あり
クオール薬局広域コース
(全国10エリアから選択)
地域限定コース
(自宅から90分圏内の勤務)
総合メディカル・薬剤師職Ⅰ
(東日本・西日本(九州除く)・九州より選択)

・薬剤師職Ⅱ
(都道府県単位で希望エリアを選択)
薬剤師職Ⅲ
(自宅から通勤できる範囲内で勤務)
住宅補助手当あり

自宅から通える範囲での場合も、住宅補助手当がある薬局もありますが、条件等があります。

休暇については、どの薬局も休みの取得しやすさは店舗によって異なるという声が多かったです。

その中でも総合メディカルは、比較的休暇が多く、有給消化もしやすいという声も見受けられました。

休暇についての比較は、以下の通りとなっています。

薬局名休暇の取りやすさ休暇の特徴
アイン薬局・最大9連休のリフレッシュ休暇が毎年取れる
・結婚休暇が最大10日間取れる
クオール薬局店舗によって
大きく異なる
・とにかく店舗格差が大きいため、店舗によっては休みが取れない
スギ薬局・店舗によっては取りづらい
・4連休以上の取得は半年に一度の努力義務
総合メディカル・休暇が多い
・会社で有休消化を促進していて実際に取得しやすいことが多い
日本調剤・休暇が取りづらい
・産休育休の取得率は100%

子育て支援制度

子育て支援制度に関しては、各薬局制度が整っているため、育休や産休はほとんどの社員が取得しています。

総合メディカルは、妊婦さんの通院時のための妊婦通院休暇が取れたりと妊娠期から支援が手厚いです。

各薬局の比較は、以下の通りです。

薬局名育休の特徴時短勤務の特徴その他子育て支援制度の特徴
アイン薬局最長2歳まで小学校就学時まで男性社員も配偶者の出産時に、出産休暇を取得可能
スギ薬局法令通り
(1歳になるまで)
小学校6年生まで2021年度の育休取得実績は、女性96.1%、男性43.6%
日本調剤法令通り
(1歳になるまで)
小学校就学時までベビーシッターサービス、月極育児補助金、認可外保育園の優先入園枠確保等の支援あり
クオール薬局最長3歳まで小学校1年生終了まで2022年度の育休取得実績は女性100%、男性35%
総合メディカル最長で3歳に達した月の末日まで小学校1年生終了まで妊娠に必要な通院のために、妊婦通院休暇が取得可能
配偶者が出産したとき、1子につき連続3日間の特別有給休暇が取得可能

時短勤務は、法令で子どもが3歳になるまでと定められていますが、各薬局女性が働きやすい職場を目指して時短勤務を長く制定しています。

研修制度・キャリアパス

研修制度やキャリアパスは薬局によって異なりますが、基本的にはまずは現場で薬剤師としての経験を積みます。

総合メディカルは、薬剤師のための研修だけでなく、経営・ビジネスに関わる研修も選択して学ぶことができるのが特徴です。

各薬局の比較は、以下の通りです。

薬局名研修制度の特徴キャリアパスの特徴
アイン薬局・年に数回など定期的に研修が設けられている
・管理者になってからも、しっかりと研修が設けられている
本部キャリアは難しく、基本的に現場での仕事となる
スギ薬局医療に特化した、専門分野の資格取得のための研修が充実している
・4年目以降は、自身の興味がある分野の研修を受ける
・薬剤師が社長の会社であり、本部キャリアの選択肢もある
日本調剤オーベン・ネーベン制:先輩指導役(オーベン)が後輩(ネーベン)に1年間のマンツーマン指導につく・社外ジョブチャレンジ制度を活用することで、日本調剤の待遇で病院薬剤師として働くことができる
・社内公募により本社で勤務するチャンスも与えられている
クオール薬局病院と連携し、病棟業務や調剤業務以外にも、カンファレンスに参加したり、実習や見学を通して様々なことを学ぶことができる薬局のマネジメント、薬剤師の専門性を磨くエキスパート、本社部門の3つのフィールドから選択できる
総合メディカル薬剤師としての知識・スキルだけでなく、経営・ビジネスに関わるものなど、様々な研修プログラムが用意されていて、自ら選択してステップアップすることができるまずは薬剤師として経験を積み、その後マネジメント、専門薬剤師、本部系、コンサルタントの4つにフィールドにそれぞれ進む

各薬局ごとに、薬剤師として経験を積んだのちに目指すステップが大きく変わってきます。

現場薬剤師として様々な経験を積みたい、本部キャリアの道に進みたい等、長期的な視点でキャリアを考えることにより、適切な職場を選択をすることができるでしょう。

総合メディカルに薬剤師が就職するメリット

総合メディカルで働くメリットは大きく分けて3つあります。

  • 休暇が多い
  • 子育てしやすい福利厚生
  • キャリアフィールドが広く自身のキャリアを選択できる

職場を選択するうえで休暇や福利厚生は、ワークライフバランスが保てるかどうかが決まるので重視すべき点です。

総合メディカルは、ワークライフバランスを保つための制度が非常に充実していると言えます。

では、もう少し詳しくメリットについて解説していきます。

休暇が多い

年間休日の前年実績が124日と多いのはメリットです。

出産休暇や介護、お子様の看護休暇に加え、結婚休暇や誕生日休暇など長くライフスタイルに合わせた休暇も非常に多いです。

その他にも、オープンワークでは会社として有休を消化するよう促進していて、実際に取得しやすいという声もあります。

子育てしやすい福利厚生

様々な福利厚生によって、妊娠期から働きながら子育てしやすい環境が整っていると言えます。

オープンワークでは、総合メディカルで働きながら子育てしやすいというような声が多数挙げられています。

  • 「店舗の雰囲気にもよるが、突発的な休みでも取れる」
  • 「女性の産前産後休業が取得しやすい空気感がある」
  • 「産休育休の希望があればスタッフも協力的で、復帰の際もブランクをフォローしてくれる雰囲気がある」

昨今、子育て支援制度が整っている会社は増えてきていますが、実際の現場は忙しくて取得できる雰囲気ではないという声もよく耳にします。

しかし、総合メディカルでは会社全体として子育てに関する休暇を取得しやすいだけでなく、フォローまでしてくれるという声が多く見受けられました。

キャリアフィールドが広く自身のキャリアを選択できる

キャリアフィールドが広く、自らキャリアを選択できることもメリットの一つです。

成長したいという意欲があれば、頑張り次第でどんどん昇格できます

キャリアの選択肢が多いというのは、目標がまだ定まっていない人にとっても大きなメリットです。

現場で経験を積みながら、自身の目標を見つけ、キャリアを選択していくことができます。

総合メディカルに薬剤師が就職するデメリット

総合メディカルで薬剤師として働くうえでのデメリットは大きく分けて3つあります。

  • 年収は低め
  • 管理職の教育制度が整っていない
  • かかりつけ薬剤師推進が重荷

給与や教育制度については、モチベーションにも直結します。

デメリットをしっかりと理解したうえで、正しい職場選択をしていきましょう。

では、デメリットについて詳しく解説していきます。

年収は低め

年収が低いというデメリットは大きいです。

実際にオープンワークでは、基本給が低く昇給額も少ないという声も多く見られました。

しかし、家賃を会社がほとんど負担してくれるため少ない年収でも良いという声もありました。

管理職の教育制度が整っていない

キャリアフィールドに合わせ研修が組まれておりますが、管理職の教育制度は整っていないと感じている社員がいるのも実情です。

管理体制に不備があり現場では過誤が多発してしまうこともあります。

かかりつけ薬剤師推進が重荷

1薬剤師当たり1ヶ月で150件の算定件数と、かかりつけ薬剤師のノルマは厳しいです。

何かとノルマが設けられていて、やる気を削いでしまうという声もありました。

忙しさ等は、実際に勤務店舗によって大きく差があります。

総合メディカル薬剤師の年収は他社より低いが働きやすい環境

総合メディカルで薬剤師として働く場合、年収は低いが働きやすい環境と言えるでしょう。

職場選択をするうえで、年収や福利厚生、研修制度などは非常に重要です。

薬剤師として総合メディカルで働いた場合、高い年収を望むことは難しいです。

しかし、年収が低い分家賃補助が多く出るということや、休暇や子育て支援が非常に手厚いことにより、ワークライフバランスを保ちやすいというメリットもあります。

また、多岐に渡る業務を行っている総合メディカルだからこそ、経営など学べることも多いです。

自らが職場選択する際に重要視していることは何か明確にした上で、正しい職場選択をしていきましょう