薬剤師で年収1000万円は可能？実現する5つの働き方と必要なスキルを解説

薬剤師の資格を生かし、もっと年収をアップさせたいと思っている方は多数います。実は、薬剤師の資格を生かしながら、年収1,000万円超を目指すことは十分に可能です。この記事では、薬剤師が年収1,000万円を超えるための方法や必要なスキル、転職のコツなどを詳しく解説します。

記事を読めば、薬剤師としてのキャリアアップを果たし、年収を1,000万以上にするためのヒントが得られます。薬剤師が年収1,000万円を超えるには、専門性の高い職種への転職や管理職への昇進が効果的です。年収アップの手段として、副業を始めたり転職時の交渉スキルを磨いたりすることも重要です。

薬剤師で年収1,000万円は可能？

薬剤師として年収1,000万円を実現することは可能ですが、平均年収と比較すると高額になります。

薬剤師の年収に関する基礎知識として、以下の項目について解説します。

薬剤師の平均年収や業種別の年収を比較し、本当に薬剤師で年収1,000万円を達成できるのか解説します。

日本全国の平均年収と年収1,000万円の割合

日本全国の平均年収は約450万円であり、年収1,000万円の割合は約5％と言われます。

年収1,000万円を稼ぐためには、この約5％のポジションに移ることが必要で、このポジションを取るための競争を勝ち抜く必要があります。

薬剤師全体の平均年収

薬剤師全体の平均年収は、約599万円です。年収は経験年数や勤務先によって大きく変動します。20代前半の薬剤師は約400万円、30代後半になると約580万円、40代後半で約660万円が平均です。

傾向としては、調剤薬局のほうが病院勤務よりも高い傾向にあるほか、管理職や専門性の高い職種では700万円以上にもなります。

薬剤師で年収1,000万円を目指すなら知っておきたい薬剤師年収の基礎知識

薬剤師の年収は条件によって大きく差があります。

年収1,000万円を目指す場合、年収の高い環境に身を置くことが重要です。

薬剤師が年収1,000万円を目指すために必要な薬剤師年収の基礎知識は以下の通りです。

地域による違い

薬剤師の年収は、大都市圏と地方都市で差が出ます。地域による年収の違いの傾向は以下のとおりです。

実は、東京の薬剤師の平均年収はほぼ全国平均並みで高くありません。大阪・兵庫・神奈川・埼玉なども、実は全国平均より薬剤師の年収が低い傾向です。

地域の薬剤師需要にもよりますが、同じ地域でも都市部と郊外では年収に差があります。地域による違いを理解して、転職や引っ越しを考える際の参考にしましょう。

【2025年最新】薬剤師の全国年収ランキング！厚生省データで都道府県別の比較を徹底解説

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業種別の薬剤師の平均年収

業種別の薬剤師の平均年収は、ドラッグストアが約600万円、調剤薬局が約550万円、病院が約580万円、製薬会社が約650万円となっています。

製薬会社で働く薬剤師が最も高い年収を得ていることがわかります。

特に大手製薬会社の場合には平均年収で1,000万円を超える企業も少なくありません。

薬剤師で年収1,000万円を目指すには、平均年収の高い業種および企業への転職も選択肢の一つになります。

製薬会社で働く薬剤師の年収については以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

製薬会社で働く薬剤師の年収と9つ仕事内容｜働きやすさと口コミを徹底解説！

薬剤師で年収1,000万円は40歳前後までに達成が一般的

薬剤師が年収1,000万円を達成するためには、通常40歳前後までかかることが多いです。

役職に就くまでの期間や、年収の高い企業へ転職するなど、条件の良いポジションに身を置くまでの期間が必要になることが理由です。

薬剤師として年収1,000万円を目標にする場合、自分のキャリアを計画的にデザインしていく必要があります。
» 薬剤師の転職は厳しい？転職市場の現状や転職を有利に進めるポイントを解説

年収1,000万円を超える薬剤師の5つの働き方

年収1,000万円を超える薬剤師の働き方は、以下を参考にしてください。

製薬会社のMR(医薬情報担当者)として働く

MRは、医薬品の情報を医療従事者に提供する重要な役割を担っており、年収1,000万円を超える可能性が高い仕事です。MRの年収は、700～1,500万円です。成果主義の報酬体系が多く、実績を上げると高収入を得られる可能性があります。

MRの主な業務は、新薬の情報収集と医療機関への伝達であり、製品知識やプレゼンテーション能力が求められます。医療機関者との良好な関係構築も必要で、コミュニケーション能力も必要です。MRとして働くメリットは、以下のとおりです。

MRの給料は高すぎとの意見もありますが、出張や不規則な勤務時間があるなど、ワークライフバランスにおける課題もある働き方です。

MRの給料は高すぎ？30代製薬会社営業が年収1000万超えの裏側

外資系CROでCRA(臨床開発モニター)職に就く

外資系CROでCRA職に就くと、薬剤師としての知識や経験を生かしながら年収1,000万円を目指せます。CRA職の主な役割は、治験の計画や管理、モニタリングです。製薬会社や医療機関と密接に連携しながら、最新の医薬品開発に携われます。

外資系CROでは日系企業より高給の傾向があり、フレキシブルな働き方が可能なのがメリットです。キャリアアップの機会が豊富で、ワークライフバランスが取りやすいのも魅力です。グローバルな環境で働けますが、英語力が求められる場合が多いため、語学スキルの向上も欠かせません。

外資系CROでのCRA職は、専門性を生かしたキャリア形成ができ、高年収を目指しつつ転職市場での需要も高まる働き方です。

外資系CROの企業例は、CRA（臨床開発モニター）の企業年収ランキングTOP15を以下の記事でまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

CRA（臨床開発モニター）の年収ランキングTOP15！知っておきたいCRA年収5つの特徴

大手ドラッグストアで管理薬剤師として活躍する

大手ドラッグストアの管理薬剤師は、複数の店舗を統括する重要な役割を担うため、年収も高くなります。業務内容は、以下のとおりです。

大手ドラッグストアの管理薬剤師は、薬剤師としての専門知識だけでなく、マネジメントスキルも求められます。部下の育成や業績管理など、責任の重い仕事が多いのが特徴です。大手ドラッグストアで働くメリットは、充実した福利厚生が受けられる点です。

社会保険や退職金制度が整っているほか、社員割引などの特典もあります。大手ドラッグストアは店舗数が多いため、転勤の可能性がある点に注意が必要です。休日や残業は、店舗の状況によって変動します。繁忙期には長時間労働になる場合もあるため、ワークライフバランスを重視する方は注意しましょう。

地方の調剤薬局で管理職として勤務する

地方の調剤薬局で管理職として勤務すると、高い年収を得られる可能性があります。地方の調剤薬局の管理職は、地域医療ニーズを把握し、複数薬局を統括するのが仕事です。経営戦略の立案やスタッフ育成、労務管理などの役割を担います。在宅医療サービスの拡充も重要な役割です。

デジタル化やIT活用による業務効率化を推進し、地域包括ケアシステムにおける薬局の役割を拡大する作業もこなします。さまざまな業務を並行してこなす必要がありますが、代わりに高い年収を得られます。

薬局を開設して独立開業する

薬局を開設して独立開業すると、年収1,000万円以上を稼ぐことが可能です。開業する手順は、以下のとおりです。

初期投資には2,000～5,000万円かかるため、銀行融資や助成金の活用を検討してください。立地選びが重要で、人口や競合店、近隣の医療機関の有無などを慎重に調査しましょう。収支シミュレーションを行い、マーケティング戦略を立てるのも大切です。薬剤師としての専門性と、経営管理スキルも求められます。

年収1,000万円を超える薬剤師に必要な資格とスキル

年収1,000万円を超える薬剤師に必要な資格とスキルは、以下のとおりです。

専門性を高める資格

薬剤師の専門性を高める資格を取得すると、より高度な医療サービスを提供でき、収入増加につながります。専門性を高める資格の具体例は、以下のとおりです。

専門性を高める資格は、特定の分野における深い知識と技能を証明するものです。専門性の高い薬剤師は、より複雑な症例に対応できるため、医療チームの中で重要な役割を果たせます。専門資格があれば、転職時により良い条件の求人に応募できるため、キャリアアップにおすすめです。

マネジメントスキル

マネジメントスキルを身に付けると、より責任ある立場で活躍できます。リーダーシップ力や部下の育成、指導能力が必要です。組織全体の業務効率化や経営戦略の立案と実行、財務管理と予算策定などのスキルも求められます。マネジメントスキルを磨くと、管理職としての能力が向上し、年収アップにつながります。

マネジメントスキルは日々の業務の中で意識的に実践し、経験を積むのが大切です。外部のセミナーや研修に参加するのも効果的です。新しい知識や技術を学べるだけでなく、他の薬剤師との交流を通じて視野を広げられます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、薬剤師が年収1,000万円を超えるために欠かせないスキルです。患者や医療従事者との信頼関係を築くと、より高い評価を得られます。専門用語をわかりやすく説明するスキルや傾聴力、共感力が必要です。プレゼンテーション能力や、非言語コミュニケーションの活用も求められます。

コミュニケーション能力を身に付けると、薬剤師としての価値が高まり、年収アップにつながります。

薬剤師が年収1,000万円を目指す方法

薬剤師が現職で年収1,000万円を目指す方法は、以下のとおりです。

昇進する

昇進して管理職になると、基本給や各種手当が大幅に上がる可能性があります。日々の業務を確実にこなすだけでなく、積極的に業務改善や新しい提案をしましょう。部下の育成や資格取得をすることで、上司や周囲からの評価を高められます。

高年収企業への転職を狙う | 短期戦で高年収を狙える

高年収企業への転職を狙う方法は、短期間の取り組みで年収アップが可能です。

企業の規模や業績が良好であり、平均年収の高い企業に転職することで、高年収が期待できます。

実際に転職エージェントを見ると、年収1,000万円の求人もあります。

転職で年収1,000万円を目指す場合には、高年収求人に強い転職サイトや転職エージェントを活用することがポイントです。

編集部

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Q1．希望の職場は？

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Q2．希望の雇用形態は？

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Q3．あなたの年齢は？

20代 30代 40代 50代以上

Q4．今の年収は？

～400万円 400万円～600万円 600万円～

副業で収入増加を図る

副業は薬剤師の収入を増やすのに有効な手段です。以下のような副業の選択肢があります。

副業によっては、教える経験を積みながら収入を得られる良い機会になります。副業を始める際は、現在の勤務先の規定を確認し、必要な許可を得ることが大切です。
» 薬剤師におすすめの副業について詳しく解説

薬剤師が年収1,000万円を目指すときの3つの確認ポイント

年収1,000万円を目指す薬剤師にとって、以下の3つの確認ポイントが重要です。

• 昇給・昇進率と1,000万円までに必要な年数
• 年収1,000万円以上の薬剤師求人の正確な情報
• 勤務先企業で副業が許可されているか

これらのポイントを押さえることで、目標年収に近づくことができます。

昇給・昇進率と1,000万円までに必要な年数

年収1,000万円を目指す薬剤師にとって、昇給・昇進率は重要な要素です。

現職の昇給・昇進率を調べ、現在の収入から年収1,000万円になるまでに必要な年数を計算してみましょう。

仮に年収1,000万円が実現できても、希望の時期までに間に合わない場合にはキャリアプランの見直しも必要です。

企業の昇給・昇進率の情報は転職エージェントが持っているため、年収1,000万円を達成したい薬剤師はエージェントに確認して企業を選ぶことをおすすめします。

年収1,000万円以上の薬剤師求人の正確な情報

年収1,000万円を目指す薬剤師にとって、正確な求人情報は重要です。

求人票に年収1,000万円と書いてあっても、最大で年収1,000万円として掲載している企業も多く、採用時には年収1,000万円以下となることも少なくありません。

そのため、求人票を見てすぐに応募するのではなく、正確な情報を転職エージェントに確認してから選考に進んだ方が良いでしょう。

勤務先企業で副業が許可されているか

年収1,000万円を目指す場合、副業を含めた収入が大きな影響を与えます。

勤務先企業で副業が許可されているかチェックし、自分に適した副業を見つけることが重要です。

副業を通じてスキルアップやキャリアの幅を広げることで、年収アップにつながる可能性が高まります。

薬剤師が年収1,000万円を達成できる5つの求人

年収1,000万円を目指す薬剤師が転職する際に狙いたい求人を具体的に紹介します。

また紹介する5つの求人以外にも、年収1,000万円を目指せる職種もあります。

高年収を実現できる求人は、以下の5つの特徴を持つため、高年収を求人を探す際の参考にしてみてください。

1. 自分の経験・スキルを活かせる企業
2. 昇給・昇進率が高い企業
3. 副業が可能な企業
4. 大手企業や成長が見込まれる企業
5. 給与条件が優れている企業

製薬会社の企業薬剤師

製薬会社の企業薬剤師は、年収が高い職種の一つです。

企業薬剤師は新薬の開発や治験に関わるため、専門的な知識や技術が求められ、その結果給与水準が高くなります。

さらに、製薬会社は大手企業が多く福利厚生も充実しています。

ただし、企業薬剤師への転職は競争が激しく、求人数が限られていることに留意が必要です。

管理薬剤師・専門薬剤師など、別途手当のある職種

管理薬剤師や専門薬剤師は、それぞれ手当がつくことが一般的で、職種によっては年収が高くなる傾向があります。

管理薬剤師は、薬局や病院の調剤業務を統括し、専門薬剤師は特定の分野でのスキルや知識が求められます。

ただし、これらの職種に就くためには、経験やスキルが必要であり、場合によっては独自の資格取得が求められることもあります。

ラウンド勤務ができる薬剤師

ラウンド勤務ができる薬剤師は、病棟を回り患者や医師と連携し、服薬指導や薬剤管理を行う職務が求められます。

これにより、専門知識や臨床経験が豊富な薬剤師は、年収が高い傾向にあることが多いです。

ただし、病院での勤務が多いため、残業や休日出勤があることがデメリットと言えるでしょう。

高年収の地方勤務薬剤師

地方勤務の薬剤師は、地域によっては薬剤師不足が深刻化しているため、高年収を得られるケースがあります。

さらに、地域医療の担い手として重要な役割を果たし、地域住民との信頼関係も築くことができることがメリットです。

ただし、地方での生活に慣れる必要があり、独自の人材ネットワークを築くことが求められることもあります。

大手ドラッグストアの薬剤師（マネージャークラス）

大手ドラッグストアの薬剤師（マネージャークラス）は、店舗運営や従業員管理などの業務を担当し、年収が高い傾向にあることが期待できます。

また、大手企業であることから福利厚生も充実しています。ただし、マネージャー職としての責任が大きく、働く店舗や地域によっては残業や休日出勤があることもデメリットとなります。

薬剤師が転職で年収1,000万円を目指す方法

薬剤師が転職で年収1,000万円を目指す方法は、以下のとおりです。

求人情報を見極める

求人情報を見極めて正確な情報を得ると、自分に合った高収入の職場を見つけられます。求人情報を確認する際のポイントは、以下のとおりです。

求人企業の財務状況や成長性を調査するのも大切です。同業他社の求人と比較して相場を把握し、口コミサイトで社員の評判を確認しましょう。面接時には、具体的な業務内容や期待される役割に関する質問をするのがおすすめです。給与制度や昇給、昇進の基準を確認すると、将来の年収アップの可能性も見極められます。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは豊富な求人情報と専門知識をもっているため、希望に合った職場を見つけやすくなります。薬剤師専門エージェントを選択し、複数のエージェントを利用しましょう。キャリアプランや希望条件を明確にしておきます。

転職後のフォローアップサービスを利用できるエージェントもあるため、長期的なキャリア支援を受けられます。エージェントとの信頼関係を築くと、より良い転職先を見つけることが可能です。

効果的な自己PRを行う

効果的な自己PRは転職成功の鍵となります。自分の強みや実績を具体的に説明し、数字や具体例を用いて成果を示すと、より説得力が増します。転職先の求める人材像に合わせて、アピールポイントを調整するのも大切です。

薬剤師としての専門性や資格、スキルを強調してキャリアプランや目標を明確に伝えると、意欲的な姿勢をアピールできます。志望動機を企業の特徴や価値観と結びつけて説明すると、熱意が伝わります。面接での態度や身だしなみにも気を配り、好印象を与えましょう。

自己PRの内容は簡潔にまとめ、印象に残るようにするのがポイントです。転職理由を前向きに説明するのも大切です。

年収交渉を成功させる

年収交渉を成功させるには、自分の市場価値を正確に把握し、具体的な数字を提示しましょう。交渉の際は、現在の給与や他社からのオファーを開示し、自分の実績や貢献を強調するのが大切です。企業にもたらす価値を説明し、給与以外の待遇を考慮する柔軟性ももちましょう。

自信をもって交渉に臨み、相手の立場も考慮しながら進めてください。事前に妥協点を決めておくと、冷静な判断ができます。交渉結果は必ず書面で確認しましょう。

年収1,000万円以上を目指す薬剤師のキャリアプラン

薬剤師で年収1,000万円以上を目指す場合には、専門性の高い分野への転職、新たな資格の取得、独立開業、企業や病院の経営参画などが考えられます。

自分の将来の目標を明確にし、スキルセットを磨くことで、充実した薬剤師キャリアを築くことができます。

編集部

さらに上を目指したい！年収2000万円までは行きたい！という方は以下の記事を参考にしてみてください。

薬剤師で年収2000万円を達成するための具体的な方法を解説しています。

薬剤師で年収2000万円は可能？転職・開業・副業の3つの方法を徹底比較

薬剤師で年収2000万円は可能？転職・開業・副業の3つの方法を徹底比較

まとめ

薬剤師として高収入を得るには、専門性を高めて、マネジメント力やコミュニケーション能力を磨くのが大切です。現職での昇進や残業、副業も年収アップの手段となります。転職を検討する場合は、求人情報の見極めや転職エージェントの活用が効果的です。自己PRや年収交渉のスキルも重要です。

薬剤師資格を生かしたキャリアパスは多様で、MRやCRA、管理薬剤師、独立開業など、さまざまな選択肢があります。自分の目標や希望に合わせて、最適なキャリアを選びましょう。